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Coinbaseアプリがオンチェーン金融を革新:USDC貸出で11% APYを獲得ほか

Coinbaseアプリがオンチェーン金融を革新:USDC貸出で11% APYを獲得ほか

Coinbaseがまた暗号資産界隈で話題を呼んでいます。今回はメインアプリ内に強力なオンチェーン金融ツールを組み込んだアップデートです。利回り獲得、資金の借入、あるいはmeme tokenの売買など、ブロックチェーンでの立ち回りをレベルアップしたい人にとって、この変更は大きな転機になります。

最近のXへの投稿で、CoinbaseのプロダクトリードであるMax Branzburg氏が新機能を紹介しました。ユーザーは今やUSDC(USD Coin、米ドルにペッグされたステーブルコイン)を貸し出して約11%のAPYを得ることができます。APYはAnnual Percentage Yieldの略で、複利を含めた年間利回りを指します。従来の普通預金と比べるとかなり魅力的なリターンです。

一方で、保有するBitcoinを売らずに流動性が必要な場合は、BTCを担保にして約7%の金利でUSDCを借りることができます。これは担保型貸付(collateralized lending)で、あなたの暗号資産がローンの保証となる仕組みです。DeFiで一般的な仕組みですが、Coinbaseアプリ内で簡素化されています。

トレーダー向けには、アプリが数万に及ぶ資産の取引を可能にします。Branzburg氏が返信で説明したところによれば、裏側では自己管理型ウォレット(self-custodial wallets)、DEXs(Decentralized Exchanges)、およびBase上のレンディングプロトコルを活用しているとのことです。BaseはCoinbaseが構築したEthereum Layer 2ネットワークで、手数料が低く高速取引が可能なため、meme tokenや他の新興資産のホットスポットになっています。

ミームトークン愛好家にとっては、わざわざ別のウォレットやアプリを用意することなく、コミュニティ主導のユニークなコインにアクセスして取引しやすくなるという意味です。すべてがCoinbaseの1億人超の巨大ユーザーベース向けに合理化されており、DeFiの複雑さを抽象化して誰でも参加できるようにしています。

この動きは、取引がブロックチェーン上で直接行われることで透明性と効率性を高めるオンチェーン金融の潮流と完全に一致します。ブロックチェーン実務者やmeme tokenに興味がある人は、Coinbase経由でのBaseの動向を注視しておくと、次の大きなチャンスを見つけられるかもしれません。コミュニティの返信には、実世界資産の統合やオンチェーンでの株式取引といった将来的な機能の示唆もあり、今後の機能追加に注目が集まります。

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