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DefiLlamaがEthereumとBaseでBio Protocolの追跡を開始:DeSciプロジェクトへの追い風

DefiLlamaがEthereumとBaseでBio Protocolの追跡を開始:DeSciプロジェクトへの追い風

Bio Protocolの追跡を発表するDefiLlama

DeFiの動向を追っているなら、DefiLlamaはお馴染みのダッシュボードでしょう — プロトコルごとの総預かり資産(TVL)を追跡する定番ツールです。そんなDefiLlamaが新たにリストに追加したのが、EthereumとBaseの両方で展開するBio Protocol。バイオテクノロジーとブロックチェーンを独創的に組み合わせるプロジェクトに光を当てる動きです。

Bio Protocolとは?

Bio Protocolは、バイオ研究の資金調達と開発のあり方を変えようとする分散型サイエンス(DeSci)プラットフォームです。コミュニティ主導のDAO(Decentralized Autonomous Organizations)やトークン化されたIPが連携してサイエンスプロジェクトを支援するためのフレームワークと考えてください。ネイティブトークンのBIOは、エコシステム内でのガバナンスやユーティリティを担います。

Binance Labsのような大手からの支援を受けてローンチされ、Bio Protocolはバイオ向けのAI-nativeプラットフォーム構築のために690万ドルを調達しました。研究者、患者、そして暗号愛好家が協力して、創薬の自動化などを行うネットワークを作ることを可能にします。DeSciに馴染みがないなら、分散技術を科学研究に応用して、よりオープンでクラウド資金に支えられ、従来の大手製薬のようなゲートキーパーに依存しない仕組みを目指すものと捉えてください。

詳細は公式サイト bio.xyz をご覧ください。

DefiLlamaによる追跡が意味するもの

DefiLlamaがプロトコルを追跡することは、DeFi界での信頼性のスタンプを得たようなものです。TVLやstakingなどのリアルタイムデータが誰にでもアクセス可能になるということを意味します。今回の追加は、発表時点でおよそ2,081万ドルのステーキング価値がロックされているBio Protocolにとってタイムリーなものです。

Ethereumというスマートコントラクトのオリジンチェーンと、より安価で高速なトランザクションを提供するCoinbaseのレイヤー2であるBaseの両方での統合は、Bio Protocolをより幅広いユーザーに開きます。Ethereumは堅牢なセキュリティを提供し、Baseはスケーラビリティをもたらすため、ユーザーは高額なガス代を気にせずにBIOトークンをステーキングしたりガバナンスに参加しやすくなります。

主要指標とパフォーマンス

DefiLlamaの数値を見ると、Bio ProtocolのTVLは現在約2,022万ドルで、主にstakingに紐づいています。BIOトークンは約$0.088で取引されており、時価総額は$155.42百万、フル希薄化評価額は$291.57百万です。日次取引高は中央集権・分散取引所合わせて堅調な$101.12百万に達しています。

プロジェクトの過去最高値は$0.89で、これは新興のDeSciトークンに特有のボラティリティを示しています。しかし、コミュニティ選出のDAOやトークン化されたIPといった機能により、Bio Protocolはバイオ技術のイノベーションを加速させる位置づけを目指しています。

完全なダッシュボードはDefiLlamaで確認できます。

ミームトークンとその先にある大局

Bio Protocolは典型的なミームトークンではありませんが、そのコミュニティ駆動のアプローチは、ミームがアイデアに群衆を集めるやり方と共通する雰囲気を持ちます。Meme Insiderでは、楽しさ・金融・テクノロジーが交差するこうしたポイントを見つけ出すことを重視しています。DefiLlamaによる今回の追跡は、DeSciに流入する流動性と注目が増える兆候であり、現実世界の科学応用に対してミームのような熱狂が生まれるきっかけになるかもしれません。

stakingや新しいプロトコルの探索に興味があるなら、Bio Protocolは一見の価値があるでしょう。ただし、どの暗号プロジェクトにも言えることですが、必ず自分で調べてください — DYOR!

meme-insider.comでは、今後も新興トークンやDeFiトレンドの最新情報をお届けします。

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