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Quantum Solutionsが800万ドルの買付で米国外最大のETHトレジャリーに

Quantum Solutionsが800万ドルの買付で米国外最大のETHトレジャリーに

日本のQuantum Solutionsが暗号資産界で注目を集めています。最近のBSCNewsのツイートは、その最新の動きがいかに大きいかを示しています。東京を拠点とするこのAI企業は、1日でさらに800万ドル相当のEthereum(ETH)を買い増し、米国外で最大のEthereumトレジャリーの座に躍り出ました。ここで言う「treasury(トレジャリー)」とは、企業が戦略的に保有するデジタル資産のことで、暗号版の準備金のようなものです。

大規模買いの背景

Quantum Solutions(東京証券取引所ティッカー 2338.T)はこの分野の新参者ではありません。1999年創業で、AIインフラ、モバイルゲーム、知的財産のマネタイズを手がけています。しかし2025年に入ってからは積極的に暗号資産に参入しています。今回の買い付けは10月22日に行われ、保有量は約3,865 ETHに達しました。ETHは時価総額で2位の仮想通貨で、スマートコントラクトやdApps(分散型アプリ)を支え、仲介者を介さない自動化された合意やプログラムを可能にします。

同社は有利な市場環境のタイミングを狙ってETHを取得しました。単にhodling(長期保有の俗語)しているだけではなく、一部をstakingする計画もあります。stakingとはネットワークのセキュリティに貢献するためにETHをロックし、通常年率3〜5%の報酬を得る行為で、ブロックチェーンの利点を持つ高利回りの貯蓄に似ています。

著名投資家の支援

この話題をさらに興味深くしているのは出資者の顔ぶれです。同社は9月下旬に株式発行で1億8,000万ドルを調達しており、CVI Investmentsを通じたSusquehanna International Groupなどの大手に加え、Cathie Wood率いるARK Investが主導的な出資を行いました。金融界をフォローしている人なら、Cathie WoodがARKの革新的なETFの立役者であり、暗号資産の強気派であることはご存知でしょう。彼女は別のETH大手であるBitmine Immersion Technologiesへの支援に続き、10月23日に今回の件にも支持のツイートをしました。

この支援は単なる資金提供にとどまらず、AIとブロックチェーンを融合させるQuantumの戦略に対する信任票とも言えます。彼らはスマートコントラクトにおけるETHの重要性がAIプロジェクトの成長を後押しすると見ています。

アジアの暗号資産推進とミームへの影響

Quantumの台頭は、日本をアジアにおける企業の暗号資産導入の最前線に押し上げます。金融庁の支援的な規制環境が続けば、他の企業も追随し、ETHに対する機関需要が高まる可能性があります。では、ミームトークンにとって何が意味するのか?PEPEやSHIBのような人気ミームの多くはEthereumのネットワーク上、あるいはトランザクションを高速かつ低コストにするレイヤー2ソリューション上に構築されています。ETHの採用が進めば、ミーム領域への流動性やイノベーションが促進され、コミュニティはトレンドを見極めやすくなります。

CoinGeckoのデータによれば、企業トレジャリーに追跡されているETHは460万ETH超、評価額は180億ドル超で、流通ETHの約10.6%を占めます。米国企業が依然として優勢ですが、アジアも追いつきつつあり、Quantumが先頭に立っています。

締めくくり

Quantum Solutionsのような動きは、従来型ビジネスが暗号資産を受け入れつつあることを示しており、価格の安定化やさらなる技術統合への道を開く可能性があります。ミームや広範なブロックチェーン技術に関心があるなら、この波及効果を注視しておくべきでしょう。詳細はBSC Newsのオリジナル記事をご覧ください。あなたの見解は?ETHトレジャリーに強気ですか?

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