暗号通貨の常に変動する世界では、経験あるトレーダーが大きな転換を示唆するパターンを見つけることがよくあります。最近、@TruckPump のXでの注目投稿が話題になり、市場に対してかなり厳しい見方を示しました。ここではそれを分かりやすく噛み砕いて、特にミームトークンに興味がある人がこの荒波をどう乗り切るかを考えてみます。
投稿の核心は「スイングフェイラーパターン(swing failure pattern、SFP)」と呼ばれるものです。初めて聞く人のために言うと、SFPは価格が新高値や新安値をつけたもののその水準を維持できず、反転を示唆するパターンです。ここでTruckPumpはXRP、Solana (SOL)、Ethereum (ETH) の週足チャート上のSFPを指摘しています。彼はこれを、2021年のLitecoin (LTC) のSFPに例しており、それが大きな下落に先行したと述べています。
弱気のムードをさらに強めるのが、Bitcoin (BTC) が2024年のATHを下回って取引されている点です。ATHはその暗号資産がこれまでに到達した最高値を指す言葉で、BTCの場合今年の重要なレベルです。これを下回るということは、長期上昇の後に勢いが失われてきていることを示唆します。
TruckPumpはこれを「10か月の配分(distribution)フェーズの終わり」と表現しています。配分とは、大口が下落前にポジションをそっと売るフェーズのことで、しばしば蓄積(買い集め)の後に来ます。もはや新しい物語(新しい技術的な盛り上がりや採用の話題)が火をつけているわけではありません。彼はまた、11月にピークを迎え、現在は200日移動平均(DMA)を下回っている大手ビットコイン保有企業のMicroStrategy (MSTR) も名指ししています。200日移動平均は長期トレンドの指標で、しばしばレジスタンスとして働きます。
ETH/BTC比率が上昇しているのも、TruckPumpによればサイクル終盤でよく見られる動きです。強気に転じる唯一の条件は、BTCが112,000ドルを再び上回ることだと言っています。それが達成されるまでは「GG」—つまり、強気側にとっては試合終了、という見立てです。
このスレッドは反応を呼び、暗号コミュニティらしい反論も寄せられました。中には「DCA SPX6900」と宣伝するユーザーもいて、S&P500が6900に達することにドルコスト平均法で投資するミーム的なプレイを示唆しています。@aeonwassie のようなリプライのプロフィールは「Flip the stock market. $SPX maxi.」といったミーム色を強調しており、他にも「Yummy」や「Cycle just resetting energy(サイクルがリセットしてるだけ)」といった楽観的・否認的な一言が飛び交い、Crypto Twitterらしい楽観と否定の混在が見られます。
ミームトークンのファンにとって、これは目を覚ますサインです。ミームコインはしばしばBTCやETHといった主要通貨の動きに連動して資金が流れます。主要通貨が弱まれば流動性が枯渇し、ポンプがダンプに変わることがあります。しかし物語(ナラティブ)は急速に変わることもあります。過去に犬系トークンが弱気相場の中で爆発的に伸びたことを思い出してください。SFPやBTCの重要レベルを注視しつつ、下落が来ればコミュニティの強い割安ミームを探す好機になるかもしれません。
TruckPumpの見解が絶対というわけではありませんが、彼の主張は過去にも機能したテクニカルに根ざしています。暗号では、チャートとコミュニティの盛り上がりを組み合わせて情報に敏感でいることが重要です。あなたはどう見ますか—弱気寄りですか、それとも反転を待ちますか?スレッド全文はこちらで読めます:https://x.com/TruckPump/status/1979742480255025514 。自分で判断してください。