autorenew
BlackRockのBUIDL、Polygon上でUSDCを抜いて最大のトークン化資産に迫る

BlackRockのBUIDL、Polygon上でUSDCを抜いて最大のトークン化資産に迫る

急速に進化するブロックチェーンの世界で、BlackRockのような大手プレーヤーが注目を集めています。Token Terminalの最近のツイートが話題で、Securitizeを通じて管理されるBlackRockのBUIDLファンドが、Polygonネットワーク上でネイティブにミントされた(natively minted)トークン化資産としてCircleのUSDCを超えて最大となる勢いにあることを指摘しています。暗号に関心がある人なら、これは伝統的な金融(TradFi)が分散型技術と融合している兆候です。

用語に不慣れな方へ:トークン化資産とは、ファンドや国債などの現実世界の資産をブロックチェーン上のデジタルトークンに変換したものです。これにより、取引・移転・DeFiアプリとの統合が容易になります。「ネイティブにミントされた(natively minted)」とは、これらのトークンが他チェーンからブリッジされるのではなく、直接Polygonチェーン上で作成されていることを意味します。Polygon自体は、低手数料と高速取引で知られるEthereumのレイヤー2スケーリングソリューションで、ステーブルコインからミームトークンまで幅広い用途に適しています。

ツイートにはPolygon上の主要なトークン化資産の一覧が示されており、USDCが時価総額5億9,190万ドルで首位に立つ一方、BUIDLは5億3,060万ドルで迫っています。ほかにもSpikoのEUTBLやUSTBL、Franklin TempletonのBENJIなど、主にトークン化ファンドのカテゴリで注目される銘柄が並んでいます。

Token TerminalによるPolygon上の主要トークン化資産の表

このデータは暗号ファンダメンタルズを追跡するプラットフォームであるToken Terminalから来ています。ここで注目すべきは、BlackRockがブロックチェーン分野へ本格的に踏み込んでいる点です。2025年10月には、BUIDLのために約5億ドルをPolygonに移したと、EtherWorldなど複数の情報源が報じています。この動きはBUIDLがEthereum起点からAptos、Avalancheなど他チェーンへと展開を広げ、チェーン分散化を図っている一環です。

ミームトークンのファンにとってなぜ重要なのか?Polygonは手頃なコストと高速性により活発なミームコインのエコシステムを抱えています。BlackRockのような機関投資家が実世界資産(RWAs)を投入することで、ネットワーク全体の流動性や信頼性が向上する可能性があります。ミームプロジェクトがこれらのトークン化ファンドを活用して新たなDeFiの仕掛けやイールドファーミングの機会を作ることも想像に難くありません。つまり、TradFiと暗号のワイルドサイドが出会い、ボラティリティの一部を安定化させつつ、さらなるイノベーションの扉を開く可能性があるのです。

今後、もしBUIDLがUSDCを上回れば、トークン化ファンドの採用が加速するかもしれません。USDCのようなステーブルコインは取引やヘッジの定番ですが、トークン化ファンドはブロックチェーン上に留まったまま米国債のような実物資産へのエクスポージャーを提供します。この流れは、実世界資産(RWAs)のデジタル化への関心の高まりと一致しています。

Polygonから目が離せません—もはや単なるミームの聖地ではなく、真剣な金融のハブになりつつあります。テクノロジーニュースがミームトークン領域に与える影響についての最新情報は、引き続きMeme Insiderで追ってください。

おすすめ記事