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BlackRockのBUIDL、AptosでUSDTを抜き最大のRWAに

BlackRockのBUIDL、AptosでUSDTを抜き最大のRWAに

皆さん、ブロックチェーンと実世界資産(RWA)の動きをチェックしているなら、Aptosネットワークで面白い動きが出てきています。暗号分析の定番ソースであるToken Terminalが投稿したツイートが話題になっていて、BlackRockのBUIDLファンドがTetherのUSDTに迫り、Aptos上で最大のRWAになる可能性を示しています。これを分かりやすく解説します。

まず、RWAとは何か? 実世界資産は、債券やファンド、不動産などの伝統的な金融商品をトークン化してブロックチェーン上に持ち込んだものです。これによりアクセス性や流動性、効率が向上します。Aptosは、スケーラビリティを念頭に設計された高性能なレイヤー1ブロックチェーンで、元々MetaのDiemプロジェクトで開発されたMoveプログラミング言語を使用しています。

Token Terminal のツイートは、Aptos上の時価総額での上位資産のランキングを示しています。彼らが共有したスナップショットは以下の通りです。

USDT、BUIDL、USDCなどAptosの主要資産を示す表

トップにはTetherのUSDTが位置しており、時価総額は約5億4,750万ドルで、過去30日で36.2%減少しています。そのすぐ後ろにいるのが、Securitizeが管理するBlackRockのトークン化されたUSD Institutional Digital Liquidityファンド、BUIDLです。BUIDLは約5億4,440万ドルで、同期間に1,159.7%という驚異的な伸びを見せています。これはかなりの勢いです。

CircleのUSDCは第3位で1億8,470万ドル、過去30日で25.4%減少しています。続いてFranklin TempletonのBENJIやApolloのACREDといった小規模なトークン化ファンドが並びます。

なぜ重要なのか?

世界最大級の資産運用会社であるBlackRockが今年初めにBUIDLで暗号資産市場に参入したこと自体が一つの節目でした。2024年3月にEthereumでローンチされ、現在はAptosのような他のチェーンにも拡大しています。これは伝統的な金融(TradFi)と分散型金融(DeFi)をつなぐ橋渡しのような存在です。ファンドは短期米国債や現金同等物に投資し、トークン保有者に利回りを提供しつつブロックチェーン上で完全にトークン化されています。

Aptos上での急伸は、RWAsに対するこのチェーンの採用が進んでいることを示しています。Aptosは速度と低手数料を武器に、機関向けアプリケーションのハブとしてのポジションを築こうとしています。もしBUIDLがUSDTを抜けば、特定のエコシステムではトークン化されたファンドがステーブルコインに代わって主導権を握る兆候になるかもしれません。これは単なる数字の話ではなく、機関マネーが暗号市場に流入していることを示しており、市場の安定化やより革新的なプロダクトの門戸を開く可能性があります。ミームトークンの世界にも波及効果があるでしょう。

ミームトークンやその先への影響

Meme Insiderではミームを中心に扱っていますが、BUIDLのようなRWAはミームプロジェクトが基盤として利用できる安定したインフラを提供する可能性があります。たとえば、こうしたファンドからの実際の利回りを担保にしたミームトークンや、Aptos上のDeFiプロトコルが流動性源としてBUIDLを統合するシナリオを想像してみてください。ミームは楽しさや拡散力をもたらしますが、基盤技術や機関による採用が長期的な価値を支えます。

このスレッドには驚きを示す返信やAptosを軽視する反応もあり、暗号界の感情が入り混じっていることが分かります。それでもデータは正直で、BUIDLの軌跡は目を見張るものがあります。

ブロックチェーン実務者であれ、暗号に興味を持ち始めたばかりの人であれ、AptosとRWAの動向は注目に値します。最新情報を追うにはToken Terminalのようなツールが便利です。皆さんはどう思いますか—BUIDLは近いうちにUSDTを逆転するでしょうか? コメントで教えてください!

ミームトークンや暗号ニュースのさらなる洞察は、当サイトmeme-insider.comでご覧ください。

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