暗号通貨の世界はスピードが速く、Solanaのトランザクションより早く運勢が反転することもある。そんなときにできるのは、笑うことだけ、という局面がある。まさに最近、Solana Mobileで知られるウィットに富んだ発言で注目されるChase Ebner(@therealchaseeb)が立てたXスレッドでそれを見た。彼はこのような茶目っ気たっぷりの質問を投げかけた:「もしまだ$10残ってたら(残ってないけど)、何を買う?」。返信は怒涛のように集まり、ユーモア、皮肉、そしていわゆる“degen”(「degenerate」の略で、ミームトークンのようなボラティリティの高い資産に対してハイリスクの賭けをするトレーダーを指す)精神が混ざり合ったものになった。
このスレッドはたちまち暗号ジョークの金脈となり、ミームコインコミュニティに見られるしたたかさ(そしてしばしば自虐的なノリ)を浮き彫りにした。ここではみんなを笑わせた注目の返信をいくつかピックアップして紹介しよう。
あるユーザー、@sumptuosol は素直に「food(食べ物)」と返した。しかしChaseはそれを受け入れず、こう返答した:「Bro. Starve yourself and buy coins.」まさにdegen文化の縮図で、次のミームトークンのポンプを日常的な必要より優先する姿勢を示している。Solanaのミームエコシステムのように、プロジェクトが盛り上がりとコミュニティで成長するボラティルなブロックチェーンの世界では、この考え方はよく見られる。
次に、@HyperProphet は単に「breakfest」と答え、次の秀逸な画像を投稿した。
タバコがあたかも高級料理のように飾り付けられており、添え物やソースまで施されている。これは「breakfast(朝食)」の綴りミスなのか、それともまともな支出の代わりに一服で一日を始めることへの皮肉か。いずれにせよ、損失を「食べる」かのように茶化すミーム精神の極みだ。
他の返信は暗号特有のネタを取り入れていた。@fedonchain は自称SolanaのnCMO(多分ジョーク)として「XRP bc the community says it will moon to 5 then 50 then 500.(コミュニティが5、50、500へムーンすると言ってるからXRP)」と示した。Rippleに関連するトークンXRPにはいつまでも楽観的なファン層がいて、約束されたポンプがほとんど実現しないミーム系の比較ネタとして格好の材料だ。
@humansoul は「another rug token just to keep the tradition alive(伝統を守るためにまた一つラグトークンを)」と書き込んだ。未経験者向けに説明すると、「rug pull(ラグプル)」はデベロッパーがミームコインを盛り上げて投資家を集め、保有分を投げ売って姿を消す詐欺行為のことだ。ミーム系の世界では厳しい現実だが、それをジョークにすることでコミュニティのタフさがうかがえる。
特定のトークン名が挙がる場面もあり、@tishmica は"@ZKLSOL"を推し、@ghostofharvard は「$usdc is the alpha($usdcがアルファだ)」と断言した。USDCは米ドルにペッグされたステーブルコインなので、ムーン狙いのために$10を集めるスレッドでそれを「alpha(最高のチャンス)」と呼ぶのは皮肉が効いている。
よりダークなユーモアは@za_maroo から来た:「Cyanide(シアン化物)」。うーん—暗号トレードの感情のジェットコースターを容赦なく突く一言だ。一方で、@zerotesque は「“you don’t“ 😒」と冷めたツッコミを入れ、@DourMoneyOG は「napkins. tears won’t wipe themselves(ナプキン。涙は自分で拭えない)」と返した。これらは敗北感に満ちつつも滑稽なdegenライフの側面を捉えている——損失は勝利と同じくらい日常的だ。
このスレッドはただの笑い話以上のもので、Solana上のミームトークンエコシステムを垣間見せてくれる。$10程度の少額から始められるエントリープレイが大きな利益に繋がることもあれば、壮絶な失敗に終わることもある。ブロックチェーンやミームコインに飛び込むなら、こうしたスレッドはDYOR(do your own research)を忘れず、ユーモアのセンスを保つことを思い出させてくれる。元の会話はこちらのスレッドで全文をチェックしてみてほしい。そして誰が知るか——次の$10の賭けがムーンするかもしれない。