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なぜ暗号プロジェクトは内部対立よりもフィンテック大手を打ち負かすことに注力すべきか

なぜ暗号プロジェクトは内部対立よりもフィンテック大手を打ち負かすことに注力すべきか

X(旧Twitter)をスクロールしていると、暗号業界全体の見方を変えるようなツイートに出会うことがあります。まさにそれが2025年7月3日にHappy @happysubstackが投下した衝撃の指摘でした。その核心はこうです。暗号プロジェクトは互いに争って時間を浪費しているが、本当の挑戦はRobinhoodのようなフィンテック大手やソーシャルメディアの巨人を凌駕することにある。では、この視点に深く入り込み、なぜそれがブロックチェーン界にとってゲームチェンジャーなのかを見ていきましょう。

内部抗争の罠

長年にわたり、特に小規模な暗号プロジェクトは互いに激しい競争を繰り広げてきました。まるで2つのスタートアップがどちらがロゴデザインが優れているかで議論している間に、Coinbaseのようなテック巨人が市場をさらっていくかのようです。Happyのツイートが指摘する重要な点は、時価総額30億ドルのL2(Layer 2ソリューション)をライバル視して戦うのは気が散るだけだということです。代わりに、世界的に共感を呼ぶ大きな問題の解決に注力すべきだということ。このシフトは、忘れ去られる存在になるか、誰もが知る名前になるかの分岐点となるでしょう。

真の競争相手:フィンテックとソーシャルメディア

では、この「はるかに深刻な競争相手」とは誰なのでしょうか?それはRobinhoodのようなフィンテックプラットフォームです。最近では株式やETFと並んで暗号資産の取引も可能にし、Built Inの記事でも取り上げられました。そしてソーシャルメディアの影響力も見逃せません。ここではトレンドが一晩でコインの命運を左右します。暗号プロジェクトはブロックチェーンの枠を超え、ユーザー体験、アクセスのしやすさ、信頼性といった分野でこれらの大手と競わなければなりません。これらは既に彼らが卓越している領域です。

学ぶべき成功例

Happyは問題点を指摘しただけでなく、成功例も示しています。例えば、貨幣の概念を再定義したBitcoin、スマートコントラクト機能で「世界のコンピューター」とも称されるEthereum、そしてユニークな0→1のイノベーション(これまで存在しなかったもの)に注力する世界最大の予測市場Polymarketなどです。これらのプロジェクトは些細な競争にエネルギーを浪費せず、世界を変えることを目指しました。

ミームトークンにとっての意味

Meme Insiderはミームトークンに特化していますが、この視点はその領域にも強烈な警鐘となります。スレッドで言及された遊び心のあるGANTUのような多くのミームコインは、盛り上がりや「ムーンミッション」(価格急騰を意味する言葉)に注力しています。しかし長く続けたいなら、実際の価値を提供する必要があります。例えばフィンテックツールとの統合や、ソーシャルメディアトレンドをこれまで以上に賢く活用することなどです。スレッド内の月面に立つ宇宙飛行士のイメージ(下記参照)はその野心の象徴ですが、本当の旅路は暗号バブルの外で競争することにあります。

GANTU Moon Mission astronaut on lunar surface

2025年へのアクションの呼びかけ

2025年7月5日午前5時22分(+07)現在、暗号の風景は急速に変化しています。Happyのツイートから得られる教訓は明快です。大きなビジョンのもとにコミュニティを結集させましょう。新しい金融の形、グローバルなユーティリティ、あるいは目的を持ったミームトークンであっても、戦うべき相手は暗号の隣人ではなく、世界の仕組みを再定義する巨人たちです。さて、あなたのプロジェクトの大きなアイデアは何ですか?コメントやMeme Insiderフォーラムでぜひ教えてください!

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