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ミームトークンでの利益の後、HyperliquidでETHロングにより660万ドルを失ったクジラトレーダー

ミームトークンでの利益の後、HyperliquidでETHロングにより660万ドルを失ったクジラトレーダー

大口の暗号資産トレードの世界ってどんな感じか興味がありますか?Lookonchainの最近のオンチェーン解析が、その浮き沈みを間近で見せてくれます。いわゆる「クジラ」——大口投資家——がEthereum(ETH)のロングで痛烈なダメージを受け、なんと660万ドルもの損失を計上しました。しかもこのトレーダー、FARTCOINやHYPEといったミームトークンでも取引していて、ETHでの惨事の前には小さな利益を出していたんです。段階を追って詳しく見て、ミームトークンの荒波に挑む人たちが学べる教訓を整理してみましょう。

大損:ETHのポジション解消

この話は、perpetual futures(期限のない先物)を専門とする分散型取引所、Hyperliquidで展開しました。アドレス0x89Daとして特定されたクジラは、ETHのロングポジションを合計21,683トークンまで積み上げ、当時の評価で約9,350万ドルにのぼっていました。「ロング」は価格上昇に賭けるポジションですが、結果は残念ながら計画通りにはいきませんでした。

LookonchainのX投稿で共有された取引データによると、このクジラはポジションをクローズし、660万ドルの損失を被りました。直近の約定履歴には「Close Long」の連続があり、PnL(損益)欄は赤字で埋め尽くされています。

HyperliquidでのETHロング解消が損失を示す最近の約定スクリーンショット

約定の詳細をよく見ると、ETHロングは67時間以上にわたって続き、その結果として目を見張る損失が膨らみました。手数料だけで46,000ドルを食われ、ネットの打撃は663万ドルに達しています。痛い話です。

ミームトークンでの利益、崩壊の前に

とはいえ、このトレーダーがずっと損ばかりしていたわけではありません。取引履歴を遡ると、ミームトークンで成功したトレードが見えます。ミームトークンとは、話題性やコミュニティの盛り上がりで急騰・急落することの多い「遊び心ある」暗号通貨のことです。8月12日、クジラはHYPEとFARTCOINでロングを取り、いずれもHyperliquidのperps上で短時間の保有で利益を出していました。

  • HYPEのロング:約1時間6分保有し、手数料差引きで29,629ドルの利益。
  • FARTCOINのロング:同様に約1時間3分の短期保有で45,895ドルを獲得。

これらの利益はETHでの損失に比べれば控えめですが、適切な市場環境ではミームトークンが短期的なスイングで稼げることを示しています。FARTCOINはSolanaベースのユーモア系ミームコインで、HYPEも話題性の高いトークンです。高リスク・高リターンの魅力がここに表れています。

Hyperliquid上でのETH損失とHYPE、FARTCOINでの利益を示す完了取引のスクリーンショット

カジノを去る:資金の引き上げ

ETHの大敗の後、クジラはその場に留まらず撤退しました。Lookonchainが言うところの「カジノを去る」ように、Hyperliquidから残りの960万USDC(米ドルに連動するステーブルコイン)を引き出しています。ダッシュボードは綺麗に引き出しが行われ、アカウント残高はほぼゼロになっています。

クジラ0x89DaがHyperliquidから960万USDCを引き出したスクリーンショット

詳しくはHyperdashのトレーダープロフィールで確認できます。

ミームトークン愛好家への教訓

この話は、特にボラティリティを生かして取引するミームトークン・トレーダーにとっての典型的なローラーコースターです。ここから得られる教訓は次の通りです:

  • リスク管理が最重要:適切なストップや分散がないと、クジラでも破滅します。一つの資産に過度にエクスポージャーすると、他の利益が吹き飛びます。
  • ミームトークンは両刃の剣:FARTCOINやHYPEのような短期的な利益は魅力的ですが、その多くは短命です。これらはしばしばソーシャルモメンタム(バイラル投稿やコミュニティの盛り上がり)に依存し、同じ速さで急落することがあります。
  • プラットフォームの特性を理解する:Hyperliquidのperp取引はレバレッジを提供し、利益も損失も増幅されます。初心者は少額から始め、仕組みを理解してから深く関与すべきです。

結局のところ、暗号資産取引が「カジノ」と呼ばれるのには理由があります——ハウスエッジの有無に関わらず、いつ撤退するかを知ることが最大の勝利です。オンチェーンの洞察やミームトークンの最新情報はMeme Insiderで引き続きお届けします。あなたはこのクジラの動きをどう見ますか?ぜひ下にコメントを残してください!

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