暗号界がまた騒がしくなっている。今回はXで@Altcoinist_comが共有した興味深い発見がきっかけだ。ツイートスレッドは瞬く間に注目を集め、Nansen.aiなどのツールを使ったウォレット解析から、ミームトークン界でハイプロファイルなつながりが見つかったように見える。ブロックチェーンの捜査に不慣れな人向けに、分かりやすく段階的に説明しよう。
発端はティーザーポストだった。投稿者は注目を集めているトークン$ASTERの上位保有者をスキャンしていたところ、あるウォレットが目に留まった。Nansen上で「changpengzhao77」とラベル付けされているこのウォレットは、Binance創業者のChangpeng Zhao(通称CZ)を連想させる名前で、$ASTERのかなりの割合を保有しているだけでなく、内部情報を思わせるつながりも持っていた。
ここが面白い部分だ。このウォレットは5年前にBinanceから資金供給されており、総流入額は約2.38億ドルにのぼる。しかしBaseチェーン—Coinbaseのlayer-2ネットワーク—上では保有トークンは$TIBBIRのみだ。そして注目すべきは、このウォレットが$TIBBIRを1月に購入していること。多くの人が話題にするずっと前だ。$TIBBIRはカエルをモチーフにしたミームコインで、現在は“stealth mode”にあり、表立っては注目されていないが内部では話題を集めている。
スレッドでは、このウォレットがCZの別財布であるか、あるいはBinance内の親しい人物のものである可能性が示唆されている。なぜかというと、そのウォレットアドレスをArkham Intelligence(別の解析プラットフォーム)にコピペすると、あるXハンドルに結びつくとされているが、doxxing(個人情報暴露)を避けるためにそのハンドルは伏せられているという報告があるからだ。投稿者はこれを、@ribbita2025アカウントがBinanceをフォローしているなどの広いパターンと結びつけ、上場の強い示唆だと解釈している。
さらに火に油を注ぐ材料として、Binanceはすでに$VIRTUALや$AIXBTといったトークンを上場している。理論としては、$TIBBIRが残りのピースであり、stealthフェーズが終わるのを待っているだけだというわけだ。投稿は「Mickyのカバーをチェックせよ」といった手がかりも示唆しており、これはプロジェクト関連のインサイダーミームやアートワークを指す可能性がある。
スレッドへの返信は興奮を加速させるものばかりだ。あるユーザーはCZの過去のAIエージェントに関する投稿を引き合いに出すミームを共有し、「Ribbit Identity Letter」の雰囲気に結びつけるなど、カエルをテーマにした暗号物語への軽口を飛ばしている。他の人たちは「all-in 💰💰💰」や「TIBILLIONS」といったコメントで強気姿勢を示している。
背景として、$TIBBIRのようなミームトークンはバイラル性とコミュニティの盛り上がりで成長することが多く、Pepe the Frog派生のようなインターネット文化に触発されたものが多い。BaseチェーンはEthereum上に構築されており、これらのトークンをより安く、速く取引できるようにして新しいプロジェクトを呼び寄せている。NansenやArkhamといったツールは、誰でも調査者になって鯨(大口保有者)の動きを追跡でき、ポンプやダンプの兆候を察知する手助けになる。
今回の発見は$TIBBIR保有者の確信を高める材料となる。Binance上場があれば可視性や価格が急騰する可能性があるからだ。しかし忘れてはならないのは、これはあくまで憶測に過ぎないということ。暗号は変動が激しく、ウォレットのラベルが必ずしも真実を示すとは限らない。興味がある人は、元のスレッドをこちらで確認し、自己責任でリサーチしてほしい。
あなたはどう思う?これは私たちが待っていたアルファ(有益情報)か、それとも巧妙なマーケティングにすぎないのか。今後もBase上の$TIBBIRや他の新興ミームトークンの動向を追っていく。