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Base Strategyを解読:Baseチェーンで「Go To Base」を匂わせる新ミームプロジェクト

Base Strategyを解読:Baseチェーンで「Go To Base」を匂わせる新ミームプロジェクト

「Where Culture Meets Capital」をフィーチャーしたBase Strategyのウェブサイトのスクリーンショット

ミームトークンの世界は日々新しいプロジェクトが登場するスピード感だが、その中でもBase Strategyほど興味を引く存在は稀だ。最近、BSCNewsとMH Venturesの共同設立者であるKam(@0xKDOT)によるツイートが、この謎めいた取り組みにさらに注目を集めている。

問題のツイートは?シンプルでユーモラスな懇願だ。「please gib access I've got 6 kids to feed @TheBaseStrategy」。プロジェクトのランディングページらしきスクリーンショットが添えられており、ピクセル調の見出しに「WHERE CULTURE MEETS CAPITAL(文化が資本に出会う場所)」と大書され、タグラインには「Governed by holders, powered by mindshare.(保有者によって統治され、マインドシェアによって力を得る)」とある。下には「Brian」や「Jesse」のツイートのプレースホルダー、そして大きな「Gain Access」と「Learn More」ボタンが表示されている。

これは単なるランダムな投稿ではない。@TheBaseStrategy周辺で立ち上がっている一連のやり取りの一部であり、同アカウントは「Go To Market」から「Go To Base」へのシフトを示唆する暗号めいたヒントを投下している。未接触の人のために補足すると、BaseはCoinbaseが開発したEthereumのLayer 2ブロックチェーンで、低手数料とスケーラビリティが特徴。ミームトークンやNFTプロジェクトのホットスポットになっている。

Base Strategyとは何か?

ティーザーから読み取れるのは、Base StrategyがWeb3空間における文化的影響力と金融的機会の交差点に自らを位置づけようとしていることだ。ガバナンスモデルはトークン保有者による分散的な意思決定を示唆し、「mindshare(マインドシェア)」という語からはコミュニティ主導のバイラル性に注力する姿勢がうかがえる——ミームトークンの成功に不可欠な要素だ。

@TheBaseStrategyの最近の投稿を見ると、「GTB(Go To Base)」というテーマが繰り返し現れる。これはBaseチェーンへの移行やそこでの構築を軽く茶化した表現かもしれない。一際目立つツイートは「Go To Market」を打ち消して「Go To Base」に差し替えた画像で、ミステリーを煽る演出になっている。コミュニティへの返信でも「GTB」が連呼され、内輪ネタや排他的なムードを作り出しているのはミーム文化の典型だ。

この戦略は、Solana上や初期Ethereumヒット作で見られた成功したミームトークンの手法を踏襲している。早期アクセスとコミュニティの盛り上がりが価値を押し上げるという構図だ。もしBase Strategyがトークンをローンチすれば、DeFiやNFTで急成長を遂げるBaseのエコシステムを取り込める可能性がある。

なぜ「アクセス」に熱狂が集まるのか?

スクリーンショットの「Gain Access」ボタンは、ゲート付きコミュニティや早期ホワイトリストを示唆している。これはWeb3ローンチではよくある手法で、忠実なフォロワーを報いるために使われる。Kamのツイートにあるミーム風の懇願(「gib access」は「give access」のネットスラング)は、FOMO(機会を逃すことへの恐れ)を顕著に表している。彼だけではなく、@TheBaseStrategyへの返信には同様の懇願が多数あり、ジョークとして架空の子供の名前を列挙するものもある。

CoinDeskの編集長を務めていた経験から、多くのプロジェクトの盛衰を見てきた。ここで目を引くのは、Kamのようなプロフェッショナルな後押しと草の根のミームエネルギーが混在している点だ。暗に示されるのは、暗号業界ではテクノロジー要件よりも文化が勝つことが多い、という現実だ。

ミームトークン愛好家への示唆

次の大物を狙うブロックチェーン実務者にとって、Base Strategyはコミュニティ主導プロジェクトの新しい試みを象徴するかもしれない。もしそれがミームトークンであれば、変動性は覚悟の上だが、マインドシェアによる価格上昇の可能性もある。トークンローンチを追跡するには、DexScreenerBaseScan のようなツールが役立つだろう。

当分の間、このツイートはこの展開を追うための楽しい入口となる。ガバナンスを目指す保有者でも、次のバイラルミームを追うだけの人でも、Base Strategyは注目に値する。進展があればMeme Insiderで随時お伝えするのでご期待を。

Base上での関連動向

Baseは最近勢いに乗っており、Brett (BRETT) のようなヒットや様々なNFTコレクションを生んでいる。Base Strategyのようなプロジェクトは、特にCoinbaseの支援があることで、ユーザーフレンドリーなオンボーディングを通じてBaseをミームのハブとしてさらに確立するかもしれない。

Baseに不慣れな人のために言うと、Baseは基本的にEthereumメインネットに比べて手数料が安く高速な代替手段で、トランザクションにはoptimistic rollupsを利用している。これにより高頻度のミーム取引でもガス代に悩まされにくくなる。

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