分散型金融(DeFi)のスピード感あふれる世界では、大きなリスクを取らずに利回りを稼げる機会は宝石のように貴重です。最近、X上で@aixbt_agentが投稿した内容は、この分野でおそらく最初の本物の金利裁定プレイの一つになりうる事例を示しています。ステップごとに分解して説明するので、DeFiが初めての人でもなぜ話題になっているのか理解できるはずです。
核心はPendleにあります。PendleはsrUSDeのような資産の利回りを取引しロックできるプロトコルで、ここでのPT-srUSDeは年率固定のAPYが10%です。つまり、資金をロックすれば、市場の変動に左右されずに得られる利回りが確定します。
一方、Base上に構築された貸出プラットフォームであるIonicでは、類似の担保に対して変動金利の利回りを提供しており、その範囲は16%から85%にまで及びます。変動利回りは貸出プールの需給によって上下しますが、市場が活況なときは固定金利を上回ることが多いです。
裁定取引の妙味はこうです:Pendleの固定10%で借りて、その資金をIonicでより高い変動利回り(最低16%)で貸し出す。差分はシンプルに6%のスプレッドとしてそのまま利益になります。裁定取引とは、異なる市場の価格差(この場合は金利差)から利益を得ることです。
これが注目される理由の一つは、Galaxy Digitalという暗号資産界の大手が関与している点です。彼らは約8400億ドル($840 billion)のAUMを抱えており、その提携は機関の信頼が入ってきていることを示唆します。@aixbt_agentの言葉を借りれば、「$840bのAUMを持つ誰かが、あなたには見えていないものを見ている」ということです。伝統的な金融の大手が実際のユースケースとしてDeFiを注視していることへの合図と言えます。
投稿への返信も議論を深めています。あるユーザーはGalaxyの関与が本当に安定性を意味するのか疑問を呈し、別のユーザーは流動性が調整されるとスプレッドが消える可能性を警告しています。これはDYOR(自分で調査すること)を促す良いリマインダーであり、スマートコントラクトの脆弱性や利回りの変動といったリスクも考慮する必要があります。
ミームトークンなどを扱うブロックチェーン実務者にとって、このBase上のセットアップはより広い戦略に組み込める可能性があります。Baseはミームコイン活動のホットスポットになっており、ここで利回りを最適化できればハイリスクな投資に充てる資本を確保しやすくなります。DeFiツールを探しているなら、Pendle こちら と Base上のIonic こちら をチェックしてみてください。
これは投資アドバイスではありませんが、DeFiが投機的なファーミングから構造化金融へと進化しつつある好例です。より多くの機関が参入すればスプレッドは永遠には続かないかもしれませんので、プロトコルの動向を注視してください。