DeFiLlama、透明性の高いDeFi解析プラットフォームとして知られる同社が、Stablecoins DashboardでUSPDの追跡を開始したと発表しました。この動きは、permissionlessでステーキングされたEthereum(ETH)によって裏付けられた新しいステーブルコインの登場を示しています。ブロックチェーンやミームトークンに関心があるなら、USPDのようなステーブルコインを理解することで、取引や流動性の判断がしやすくなります。
USPDとは?
USPDはUSPD.ioが作った過剰担保型のステーブルコインです。法定通貨の準備金に依存する従来型のコインとは異なり、USPDはステーキングされたETHによって裏付けられています。ユーザーがETHをステーキングプロトコルに預け、そのステーキングから得られる利回りがUSPD保有者に直接パススルーされる仕組みです。追加の手順なしにステーブルコインで利息を得るような感覚です。
「過剰担保型」という点は、発行されたステーブルコインに対して担保(ステーキングされたETH)の価値が上回っていることを指し、市場の変動時でも安定性を保つ助けになります。さらに、安定化アーキテクチャによる自律的なペグ維持システムを備えており、これが供給やインセンティブを自動的に調整してUSPDを米ドルペッグに保ちます。
なぜDeFiLlamaによる追跡が重要か
DeFiLlamaは複数のブロックチェーン上の何百ものプロトコルからデータを集約し、TVL、market capsなどのリアルタイムの洞察を提供します。彼らがUSPDをStablecoins Dashboardに追加したことで、その成長、流通量、パフォーマンス指標を誰でも簡単に監視できるようになりました。発表時点ではダッシュボードがUSPDの総時価総額を表示しており、まだ初期段階ではあります。
ミームトークンの愛好家にとって、ステーブルコインは極めて重要です。価格の急騰や暴落の際の避難先となり、UniswapのようなDEXsでの流動性ペアを提供し、法定通貨を経由しないスムーズなスワップを可能にします。USPDの利回りパススルーは、受動的な収入を得ながら価値を保持する魅力的な基軸となり得て、Ethereum上のミーム駆動型DeFiプロジェクトとの相性も良いかもしれません。
ミームトークンエコシステムへの影響の可能性
ミームトークンの世界ではボラティリティが常態化していますが、USPDのようなステーブルコインはそのバランスを取る役割を果たします。ステーキングされたETHによる裏付けはEthereumエコシステムと強く結びついており、そこには多くの人気ミームコインが存在します。USPDが支持を集めれば、ミームの盛り上がりと安定した利回りを組み合わせた新たな流動性プールやファーミング機会が生まれる可能性があります。
USPDの動きを注視し、最新の統計はDeFiLlamaのダッシュボードで確認しましょう。ブロックチェーンの構築・取引を行う上で、こうしたツールは先手を取るのに役立ちます。USPDの設計についてどう思いますか?コメントで意見を共有してください。