ブロックチェーン好きの皆さん、こんにちは!ミームトークンに興味がある人も、イーサリアムの進化を追っている人も、これは見逃せません。Optimism Collectiveの中核チームであるSunnyside Labsが、史上最大級とされるデブネットの結果を公開しました。このテストネットはBaseやethPandaOpsと協力して運用され、PeerDASによるイーサリアムのスケーリング限界を押し広げることを目的としています。わかりやすくポイントを整理して、ミームコイン界隈に何が起きるか見てみましょう。
まず、デブネットとは?本番のイーサリアムに導入する前に開発者が新機能を試す巨大なサンドボックスのようなものです。今回の規模は桁違いで、約1,700ノードが参加し、これはEthereumのメインネット規模の10%以上に相当します。内訳は約100のsupernodesと1,500のvalidatorノードで、合計で3,600万ETHがステーキングされていました。Sunnyside Labsは約400のvalidatorノードと200の非バリデーティングノードを提供し、Baseの支援を受けていました。
主役はPeerDAS、つまりPeer Data Availability Samplingの略です。これはイーサリアムが大量のデータを扱えるようにする技術的改良で、データ処理のボトルネックを減らすことが狙いです。今回のデブネットでは「blobs」と呼ばれるデータ塊の数を段階的に増やしました。blobsはOptimismのようなレイヤー2が情報を安価に保存するために使うデータの単位です。最初は慎重に始め、最終的には最大72 blobs、平均で10分あたり60超のblobsを処理できるレベルまで引き上げました。これは現在のイーサリアムと比べてスループットが6倍になったことを意味します!
では、なぜミームトークンにとって重要なのか?ミームコインは高速で安価な取引を前提に盛り上がることが多いです。Base(Optimism上に構築されたネットワーク)のようなネットワークはスケーラブルなL2としてミーム取引のホットスポットになっています。PeerDASによってコストはさらに下がり、取引速度は上がるため、手数料に利益を削られることなく大規模なポンプ、コミュニティエアドロップ、バイラルなローンチが起きやすくなります。これは複数のL2がシームレスに連携するというOptimismの「Superchain」構想の一部でもあります。
もちろん、テストに完璧はありませんでした。GethやErigonといったクライアント間での手数料計算の不一致が一時的に最終性(finality)に影響を与えたり、修正後にLighthouseのbootnodesで同期問題が発生するなどのトラブルがありました。しかし、デブネットの良いところはそこで問題を洗い出せる点です。コア開発者がすぐに対応してパッチを当て、ネットワークは回復しました。大規模テストが本番導入前にバグを潰すうえでいかに重要かを示しています。
今後はdevnet-5に向けた準備が進められており、これはFusakaアップグレード(このイーサリアムのハードフォークのコードネーム)に向けてblobパラメータを微調整するさらに大きなテストになる予定です。Sunnyside Labsは各ノードがそれぞれのデータカラムを担当する「完璧な」PeerDAS構成の検討や、実際のネットワーク混乱を想定したカオステスト(chaos testing)にも取り組んでいます。
もしあなたがEthereum L2上でミームトークンを開発したり取引しているなら、これには注目しておくべきです。エコシステムを大幅に強化し、新規プロジェクトのローンチやスケールを容易にする可能性があります。詳細はSunnyside Labsの元スレッドをこちらでチェックしてください: here。
Meme Insiderでは、こうした技術的飛躍がミームトークン領域にどのような影響を与えるか、今後も追っていきます! 🚀