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Helius Labs、効率的なSolanaアカウントスキャン向けベータAPIを公開

Helius Labs、効率的なSolanaアカウントスキャン向けベータAPIを公開

Helius Labsは、Solanaのインフラ分野で重要な存在として、ブロックチェーン上で開発する開発者の作業を大幅に楽にする可能性がある注目のアップデートを公開しました—特にミームトークンの世界に飛び込んでいる人には朗報です。

最近のXのスレッドで、チームは2つの新しいAPI、getProgramAccountsV2 と getTokenAccountsByOwnerV2 のベータアクセスを発表しました。これらのツールは、タイムアウトを起こさずに何百万ものアカウントをスキャンしたり、扱いにくいページネーションを回避したりといった、Solanaの巨大なデータセットを扱う際の一般的な悩みを解決します。

XでのHelius Labs新API発表

ミームトークン関係者にとってなぜ重要か

もしあなたがSolanaでミームトークンに関わっているなら、その混沌ぶりはよくご存知でしょう。ローンチは速く、流動性プールは至る所に現れ、ウォレット全体のトークンアカウントの追跡はボットや分析ツール、単に先行情報を得たい場合でも非常に重要です。これらの新APIは、カーソルベースのページネーションを使ってスケールで全アカウントをスキャンでき、特定のslot以降の変更だけをフィルタすることもできます(slotはSolanaでのブロックや時間単位を指す用語です)。

もう504エラーや一度に問い合わせられるアカウント数の人工的な制限に悩まされることはありません。トークンアカウント、プログラム、流動性プールを全件ページングする場合でも、動作はよりスムーズで信頼性が向上します。ミームトークンの開発者にとっては、履歴データのバックフィルを高速化したり、リアルタイムのポートフォリオスナップショットを取得したり、大量のウォレットアクティビティを手間なく監視したりするのに役立ちます。

getTokenAccountsByOwnerV2 に切り込む

このAPIはトークン保有状況の照会において大きな変化をもたらします。特定のウォレットが保有する大量のアカウントをページングで取得でき、タイムアウトが減りデータペイロードも小さくなります。理想的なユースケースは次の通りです:

  • 数百万のウォレットに対するトークン残高の照会
  • ミームトークン取引の信頼できる履歴バックフィルの構築
  • ミームコインの盛り上がりサイクルを追うためのポートフォリオスナップショット作成

ドキュメントはこちらを参照してください: getTokenAccountsByOwnerV2.

getProgramAccountsV2 を探る

プログラム側では、このAPIを使うと特定のプログラムが所有するアカウントや、あるslot以降のインクリメンタルな更新だけを取得できます。データ負荷を減らし、500万件以上のアカウントを持つプログラムを扱う際に最適です。考えられる用途は:

  • 分散型取引所やミームローンチパッドの更新をポーリングする
  • 大規模プログラムを効率的にクエリしてシステムを圧迫しないようにする
  • 新興ミームトークンの流動性プールを監視する

詳細は以下を参照してください: getProgramAccountsV2.

コミュニティの反応とフィードバック

この発表はリプライで盛り上がりを見せ、開発者たちは「insane(やばい)」や「sick(すごい)」といった反応を寄せています。Heliusは特に504エラーの減少や、changedSinceSlot機能を使って更新されたアカウントだけを取得する方法についてフィードバックを求めています。これらを試しているなら、Xや公式Discordで議論に参加してみてください。

ミームトークンが数時間で急騰したりrugを引いたりするようなスピード感のあるSolanaエコシステムでは、今回のHelius Labsのようなツールがビルダーにより堅牢なアプリケーションを作る力を与えます。スナイパーボットをコーディングする場合も、トレンドを分析する場合も、技術に興味があるだけの人でも、これらのAPIはワークフローを向上させる可能性があります。ベータからの今後の展開に注目しましょう。

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