Helius LabsはSolanaインフラのリーディングプロバイダーであり、ブロックチェーン上で開発する開発者の生活を格段に楽にする大きなアップデートを公開しました。最近の発表(X)では、強化されたRPCメソッドである getProgramAccountsV2 と getTokenAccountsByOwnerV2 のベータアクセスを導入したと発表しました。これらには cursor pagination が含まれており、タイムアウトや煩雑なデータ取得に悩まされてきた開発者にとってはまさに福音です。
用語に不慣れな方へ:cursor pagination は大量のデータを扱いやすい塊に分けて取得する方法です。一度に全部を取得しようとしてエラーや不完全な結果に悩まされる代わりに、「カーソル」で現在位置を記録し、次のバッチをシームレスに取得します。これにより、特定のslot以降に変更があったものだけを取得しつつ、Solana上のあらゆるアカウント、プログラム、流動性プールをスキャンできるようになります(slots は Solana の blocks のようなものと考えてください)。
Heliusの開発者であるZain Bacchusは自身のフォローアップ投稿でこう強調しています:「Major DX unlock... Cursor pagination means fewer timeouts, more predictable payloads, and you can now pull ALL mint accounts for tokens like USDC and BONK.」ここでのDXは Developer Experience(開発者体験)を指し、まさにその通りです—このアップグレードはワークフローを合理化し、アプリの構築と維持をより簡単にします。
なぜこれがミームトークンにとって重要なのか?Solanaは活発なミームコインエコシステムの本拠地で、BONKのようなトークンが先導しています。ミームトークンのプロジェクトでは、数千に及ぶミントアカウントやユーザーの保有状況を追跡することが頻繁にあります。以前はRPCの制限やカスタムのページネーション・ハック、あるいは途中で失敗するリクエストと格闘する必要がありました。今や cursor pagination を使えば、ウォレットやプログラムの全てのトークンアカウントを効率的に取得でき、面倒が大幅に減ります。ミームトークンのダッシュボードやアナリティクスツールを構築することを想像してみてください—エラーが減り開発が速く進むため、クリエイターは本来の“楽しさを盛り上げる”ことに集中できます。
これは単なる小さな調整ではなく、Solanaを高性能なdAppsや大型のミームローンチ向けの第一選択のチェーンにするための一歩です。Heliusは引き続き開発体験を押し上げ、Solanaの開発者向けエコシステムを先行させています。Solanaのミームトークンに取り組むなら、Heliusのようなツールに注目しておくことが、速いペースで動くブロックチェーン界隈でのアドバンテージにつながります。