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こんにちは、クリプト愛好家の皆さん!もしDeFi(分散型金融)やmemeトークンの世界に興味があるなら、Quickswapをご存知かもしれません。これはPolygon network上の主要な分散型取引所(DEX)です。最近、BlockSecのセキュリティ専門家がX上で衝撃の発表をしました。Quickswapのスマートコントラクトコードに潜在的な脆弱性があると指摘したのです。ここではその内容をわかりやすく解説し、DeFiコミュニティに何を意味するのかを見ていきましょう。
何が話題になっているの?
2025年7月3日、BlockSecはXで詳細な投稿を行いました(こちらを参照 here)。投稿にはコードスニペットが含まれており、そこに脆弱性が示されています。画像にはQuickswapのスマートコントラクトの一部が写っていて、コメントでエクスプロイト(悪用)ポイントが強調されています。具体的にはconvertMultiple
という関数に問題があり、多量のQUICKトークンをcommunityAddress
に追加し、その後変換処理を行い、再度トークンを取り除くことが可能だということです。このずる賢い操作はフラッシュローン(担保不要の短期貸付)を利用する攻撃者にとってかつては絶好の手口でした。
朗報としては、onlyEOA
(externally owned account、外部所有アカウント)という修飾子が追加され、フラッシュローンからの利用を防いでいます。これにより実際のユーザーアカウントだけがこの関数を起動でき、自動化攻撃が困難になりました。しかしBlockSecは、コントラクト内の“Dragonlair”部分が拡大したことで、このエクスプロイトは以前ほど利益が出にくくなっており、大量の資金が必要になったと指摘しています。
なぜ気にすべき?
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で条件を満たすと自動的に処理を実行するデジタル契約のことです。もし抜け穴があると、ハッカーは資金を奪ったりシステムを操作したりできてしまいます。QuickswapはDeFiの大手として定期的に監査を行いセキュリティを確保していますが、今回の発見は大手プラットフォームでも油断は禁物だと教えてくれます。
この脆弱性はmemeトークンとDeFiの広い世界に関わる話で、Polygonのような高速かつ低手数料のネットワークがユーザーと投資家を惹きつけています。もしQuickswapでmemeトークンを保有・取引しているなら、このようなセキュリティ情報を理解することでより賢い判断ができます。また、BlockSecのPhalconやMetaSleuthのようなツールがリスクを早期発見する重要性を再認識させてくれます。
何が対策されている?
コードスニペットからは、Quickswap側がconvert
関数を分離し、onlyEOA
修飾子を追加しているのがわかります。これによりフラッシュローンを使った攻撃手法がより難しくなっています。BlockSecの警告はコミュニティへの注意喚起であり、Quickswapはさらに修正や監査を進めていることでしょう。
memeトークンファンにとっての大局
Meme Insiderでは、テクノロジーの動向がmemeトークンやクリプト全体にどう影響するかを常に追っています。今回のQuickswapの件はDogecoinやShiba Inuのようなmemeコインそのものの話ではありませんが、memeトークン取引プラットフォームのセキュリティの重要性を浮き彫りにしています。安全なDEXはあなたのお気に入りトークンを安心してスワップできる場所を意味するので、QuickswapやPolygonからの最新情報を要チェックです。
最後に
BlockSecの暴露はDeFi界への警鐘であり、Quickswapのような確立されたプロジェクトでも常に警戒が必要だと示しています。エクスプロイトの利益は減少しているものの、これは暗号コミュニティが協力して問題を特定・解決する良い例です。Meme Insiderで引き続き最新情報をお届けしますので、興味があればコードを自分で検証してみるのもいいでしょう!
質問やさらに深掘りしてほしいテーマがあれば、コメントやお問い合わせからお気軽にどうぞ。ブロックチェーンの荒波を乗りこなすお手伝いをします!