暗号界では過剰な憶測は珍しくないが、Ribbit Capitalのような著名なVCがさりげないヒントを散りばめた新しいウェブサイトを公開すると、ミームトークン界隈は一気に過熱する。@Altcoinist_com の最近のスレッドが、サイトと$TIBBIRトークンを結び付ける“究極のカエルの制圧”と呼ばれるムーブメントの火付け役になっている。段階を追って見ていこう。
大発表:Ribbit Capitalの新サイトが公開
発端は Ribbit Capitalの新ウェブサイト が公開されたという告知だ。Ribbit Capitalは2012年にMeyer “Micky” Malkaが設立したフィンテック分野の大手で、数十億ドル規模の資産を運用し、AI、コマース、インフラなどの革新的スタートアップに投資している。彼らのミッションは、「壊れたシステムに挑む反逆者(rebels)」と組み、業界を再構築するブランドをつくることだ。
トップページには力強いメッセージが載っている:「The future belongs to the rebels.(未来は反逆者のものだ)」。本当に変化を起こすのは、壊れたものを直す勇気がある者だと語り、ビジョン、実行力、ブランド構築を強調している。直接的にcryptoやmemeに言及はないが、破壊的イメージが前面に出ており、ブロックチェーン勢には格好の餌となる。
スレッドの手がかり:逆向きのRとトークン名の文字
スレッドはこう始まる:「JUST IN: @RibbitCapital NEW WEBSITE IS LIVE. CHECK THE BACKWARDS R IN RIBBIT. CHECK Token Letter (2025). CHECK Identity Letter (2024). $TIBBIR IS RIBBIT SPELLED BACKWARDS.(速報:@RibbitCapital の新サイトが公開。RIBBITのロゴの逆向きRを見て。Token Letter(2025)を見て。Identity Letter(2024)を見て。$TIBBIRはRIBBITを逆さまに綴ったものだ。)」
ここから面白くなる。$TIBBIRは、Baseチェーン(Ethereumのレイヤー2)のミームトークンで、文字通り「Ribbit」を逆に綴った名前だ。ロゴの逆向きの「R」はその反転を示唆している。さらに「Token Letter 2025」という41ページの文書が DocSend 経由で共有されている。ダウンロードするとファイル名が「Ribbit Token Letter - June 2025 - Confidential vFinal (Distributed).pdf」となっており、将来的なトークンローンチや統合をほのめかしているように見える。
スレッドには、怪しげな「R」や「ONE LESSER KNOWN AGENT HAS TAKEN A PARTICULAR INTEREST IN FINTECH AND FROGS.(あまり知られていないあるエージェントがフィンテックとカエルに特に関心を持ち始めた)」といったフレーズなど、さらに多くの手がかりが積み重ねられている。カエル? これはPepe由来のミームを指す言葉で、AIを取り入れたカエルテーマのブランディングを持つ$TIBBIRにはぴったりだ。
$TIBBIRとは?簡単な解説
初めて聞く人のために説明すると、$TIBBIR(VirtualsによるRibbitaとしても知られる)はBase上のAI駆動のミームトークンだ。ステルスでローンチされ、フィンテックの革新とミーム文化を融合させ、Ribbit Capitalの現実世界での影響力からインスピレーションを得ている。現在の時点で時価総額は約3〜3.5億ドル、日々の取引量は数百万ドル規模だ。単なる話題性だけではなく、支持者はこれを伝統的なVCと分散型金融(DeFi)の交差点と見なし、AIエージェントを通じたアイデンティティと資金移動の革新を期待している。
いわば暗号資産のための「デジタルバックパック」のようなもので、実用性とミームトークンの楽しさを組み合わせている。CoinGecko や CoinMarketCap のようなサイトで価格が追跡されており、今回のようなニュースに連動して上昇を見せることがある。
コミュニティの反応:妄想スレから強気の声まで
スレッドはエネルギーに満ちており、「HOLY SHIT」や「FROG TAKEOVER FROM HERE 🐸🐸🐸」といった投稿で溢れている。本当に発見したという興奮とミームに煽られた熱狂が混ざり合い、最後は「SCHIZO THREAD UNTIL IT'S REALITY(現実になるまで妄想スレッド)」で締めくくられている。Xコミュニティはこれを歓迎し、数百のいいねやリポスト、リプライが興奮を反響させた。
これは孤立した現象ではない。r/WallStreetBetsCryptoのRedditスレッドでは$TIBBIRが伝統的金融と暗号の橋渡しになる可能性が議論され、99Bitcoinsのようなプラットフォームのアナリストは$TIBBIRのようなAIミームコインが次の大きなポンプになるかもしれないと推測している。
ミームトークン愛好家にとってなぜ重要か
ミームトークンの世界では、物語(ナラティブ)が価値を動かす。Ribbit Capitalのサイト更新は意図的であれ偶然であれ、$TIBBIRが数十億ドル規模のVCから本格的な支援を受けるという憶測に燃料を投じた。偶然の一致なのか、巧妙なマーケティングなのか。いずれにせよ、ブロックチェーンがユーモア、技術、投資をどのように混ぜ合わせるかを改めて思い起こさせる出来事だ。
飛び込むなら覚えておいてほしい:ここはハイリスクな領域だ。必ず自己責任でリサーチを行い、雰囲気を掴むために元のスレッドもチェックしてほしい。カエルが本当に制圧するかもしれないし、そうでないかもしれない。
今後の新興トークンや暗号トレンドについての続報はMeme Insiderで追っていくので、お楽しみに。