autorenew
Solanaが10%急騰:流動性プールでのミームコイン価格に及ぼす驚きの影響

Solanaが10%急騰:流動性プールでのミームコイン価格に及ぼす驚きの影響

もしSolanaでミームコインを取引しているなら、SOLの価格変動があなたのお気に入りのトークンにどう影響するか疑問に思ったことがあるはずです。最近、@DSentralizedがXで投稿したスレッドが、その仕組みをシンプルかつ注意深いシナリオで検証しています。ここでステップごとに分解して、なぜこれを理解しておくことが高額なミスを避ける助けになるのか見ていきましょう。

スレッドのシナリオ

元のスレッドでDSentralizedはこう問いかけています:

Testing your LP knowledge:

There’s a pool with 1,000 $SOL and 180,000 $COIN

$SOL = $180 each
$COIN = $1 each

Now SOL goes up 10% to $198, but nobody buys $COIN at all.

What’s the new price of $COIN ? 🤔

これはRaydiumやJupiterのようなSolanaのDEXで使われる自動マーケットメイカー(AMM)の古典的な設定です。プールは定積(constant product)公式(x * y = k)に従い、ここで x はSOLのリザーブ、y はCOINのリザーブ、kは流動性の追加や引き出しがない限り一定です。

初期状態:

  • SOLリザーブ:1,000
  • COINリザーブ:180,000
  • COINのSOL換算価格:1,000 / 180,000 = 1/180 SOL per COIN
  • SOLが$180のとき、(1/180) * $180 = $1 per COIN

ここで、SOLが$198に10%上昇したが、COINの売買は一切起きないとします。リザーブはまったく変わりません。

新しい価格の計算

重要なポイントはこうです:取引が発生しなければプールのリザーブは変わりません。比率は1,000 SOL対180,000 COINのままです。したがって、COINの価格(SOL換算)は引き続き1/180 SOLです。

しかし我々はしばしばUSDで考えます。SOLが$198になった現在:

  • COINの価格 = (1/180) * $198 ≈ $1.10

そうです — ミームコインの価格はSOLと同じ10%上昇します。impermanent loss(IL)は、価格差を利用した裁定取引が起きてリザーブが変わったときに発生するものであり、今回は発生しません。

@kotegnftsの返信が的確にまとめています:

$1.10

The pool’s spot price is set by the reserve ratio. With 1,000 SOL and 180,000 COIN, the pool price is 1 SOL = 180 COIN. If SOL’s external price moves to $198 while no trades occur in the pool, then 1 COIN = (1/180) SOL = $198/180 = $1.10

よくある誤解と反応

スレッドは賛否や混乱を呼び、正解から「$0.90」や「無関係」といった回答まで色々出ました。SOLが「価値を上げた」のでコインが安くなると考える人もいますが、それは逆です。取引がない限り、ミームコインはSOLの値動きに引きずられて上昇します。

別のユーザー@alphashot_は分かりやすく言っています:

Well you pay pricier SOL for that coin so that coin is 10% more expensive as well

Seems logical

DSentralizedはフォローアップでこう説明します:

You pay the same amount of SOL in SOL terms, but more in USD terms since SOL went higher in USD terms and no $COIN was bought from the pool.

これが、Solana上のミームコインがSOLの価格と強く相関する理由の一端です—トレード量がバランスを崩すまでは。

ミームトークントレーダーにとってなぜ重要か

ミームトークンに取り組むブロックチェーン実務者にとって、LPの仕組みを理解することは不可欠です。多くの新プロジェクトはSOLをベースペアにしてローンチし、初期の流動性は薄いことが多いです。SOLが急騰してもミームコインへの買い圧がなければ、そのUSD価格はSOLに引きずられて上がります。逆に、SOLが暴落しても誰もコインを売らなければトークンの価格は下がります。

これが「偽のポンプ」や一部トークンが当初過大評価されて見える理由でもあります。仕組みを無視すると、損失を出して流動性を提供したり、誤った参入タイミングを選んだりします。

ワンポイント:リアルタイムでプールのリザーブを監視できるツール(例:DexscreenerBirdeye)を使い、リザーブの変化をウォッチしましょう。裁定取引が始まってリザーブが動きだしたら、impermanent lossの可能性が出てきます。

要点

  • No trades = no reserve changes:取引がなければリザーブは変わらず、トークン価格はベース資産の動きに追随する。
  • AMM pricing is ratio-based:まずベーストークンで比率を計算し、それをUSDに換算する。
  • Avoid the IL trap:impermanent lossは実際のスワップが必要であり、外部価格変動だけでは発生しない。

こうしたスレッドはDeFiの知識ベースを作るうえで非常に有益です。DSentralizedのような投稿者をフォローしてさらに学び、Meme Insiderでは最新のミームトークン動向や技術アップデートの解説をお届けします。あなたは最初から$1.10と予想しましたか?下にコメントをどうぞ!

おすすめ記事