もしSolanaエコシステムにどっぷり浸かっていて、ミームトークンの急騰を追いかけたり、安定ペアで利回りを積み上げたりしているなら、流動性提供(liquidity providing)の話は耳にしているはずだ。取引をスムーズにし、報酬を生み続ける縁の下の力持ちだ。ここで登場するのが@0xNitoo。彼はAdvanced Bootcampで、MeteoraのDLMMを使ったSOL/USDCの複数日戦略について実戦的な知見を披露した。DLMMはDynamic Liquidity Market Makerの略で、流動性を稼働させるために価格レンジを精密に設定できるツールだ。
LP Armyコミュニティが共有した最新アップデートで、@0xNitooは最近のSOLの値動きがどうポジションに影響しているかを解説している。Solanaは本当にジェットコースターのようだ。下落から急騰まで、あらゆる局面でトレーダーの神経を試している。しかしNitooは狼狽売りする代わりにチャートに集中してポジションを洗練させている。週足、日足、4時間足といった時間軸で重要なレベルを見極めているのだ。
ここでは彼がこの短い動画で語ったポイントを分かりやすく解説する—LP運用を適応させるためのミニマスタークラスのような内容だ。
フェアバリューギャップの見つけ方
Nitooはまずチャート上にできるフェアバリューギャップ(FVG)に注目させる。FVGは市場がある価格帯を急速に飛ばしてしまいアンバランスが生じた“抜け落ちた部分”のようなものだ。日足チャートでは、SOLの直近の上昇後にできたFVGを指摘し、それがレジスタンス(天井)として働くのか、サポート(底)として機能するのかを見ている。単純なルールだが、価格が再びそのゾーンに戻ればギャップは埋まることが多く、そこが機会となる。
そこから週足の視点を重ねて、SOLの大局的なトレンドが強気を支持していることを示す。予言ではなく、誤ったブレイクアウトにやられないための冷静な観察だ。
レンジ調整で勝ちに行く
ここでDLMMの妙が出てくる。従来の流動性プールは資本を全価格帯に薄くばらまくが、DLMMなら特定のビンに資金を集中できる。まるでカジノのテーブルで“熱いゾーン”だけを選ぶようなものだ。Nitooは下側のレンジを最近の安値付近の潜在サポートに寄せてUSDCをより多く取り込むことを狙っている。SOLがさらに下がればUSDCを増やしやすくなるからだ。
上側レンジも注視しており、レジスタンス直下に設定してアップサイドの手数料を取りこぼさないようにしている。「USDC寄りで行くつもりです。そこが最も恩恵を受けそうに思えるから」と彼は述べ、次の動きを待ちながら報酬をファーミングする計画だ。驚くことに、彼が24時間前に開いたポジションは既に18〜19%のAPRでファーミング中だ。複数日ホールドとしては悪くない。
ミームトレーダーにとっての重要性
$BONKや$WIFのようなミームが好きな人でも、SOL/USDCのダイナミクスを理解することは重要だ。基軸ペアの流動性が良ければスプレッドは狭まり、バイインやスワップが速くなる。さらに、Solanaの低い手数料により、この手の戦略はEthereumのガス戦争を避けつつDeFiを利用しやすくする。
Nitooは一攫千金を約束しているわけではないが、TAとDLMMの微調整を組み合わせた彼の几帳面なアプローチは、ボラティリティを着実な利回りに変える方法を示している。Meteoraで流動性提供しているなら、これらの洞察を基にレンジを調整してみる価値がある。質問があるならオリジナルツイートに返信してみよう—LP Armyは協力的な雰囲気が売りだ。
もちろんDYORだが、このアップデートはSolanaの運用レベルを上げるための良いきっかけになる。あなたのSOLペアでの定番レンジは何?コメントで教えて!