暗転しやすい仮想通貨の世界で、マーケットのセンチメントはコイントスより速く変わることもある。そんな中、X(旧Twitter)でのある投稿が話題になっている。Unipcs、別名「Bonk Guy」@theunipcs が投稿したそのツイートは、主要な暗号資産やミームコインが年内に急騰して新高値をつけるという“もしも”をユーモラスに想像している。彼はこう書いた:
wouldn't it be funny if $BTC, $ETH, some majors, and even memecoins like $USELESS went parabolic and speed-ran to new ATHs before year-end?
all while 99% of the timeline keeps hoping for lower prices and calling for a bear market or the end of the '4-year cycle'
the aftermath of 10/10 has shown us how quickly and aggressively crypto assets can crash
but many seem to forget there's also an alternate reality where they can pump just as aggressively.
just thinking out loud 🤔
この投稿は2025年11月25日に共有され、数千の閲覧を集め、暗号コミュニティから多くの返信を呼び起こした。ミームトークン界隈で逆張りの発想がいかに盛り上がりを生むかの典型例だ。
文脈を理解する:10/10以降の市場の落ち込み
「10/10」という言及はおそらく2025年10月10日を指しており、その日は最近の暗号史に刻まれる急落が起きた日だ。Bitcoin($BTC)やEthereum($ETH)を含む多くの資産が大幅に売られ、幅広い弱気見通しが広がった。ここで触れられている「4-year cycle(4年サイクル)」は、ビットコインの半減期が4年ごとにブル・ベア相場を生むという人気の理論だ。直近の半減期を経て、一部のアナリストは長期の下落を予測している。
だがUnipcsは見方をひっくり返し、暗号のボラティリティは上下の両方向に大きく振れることを思い出させてくれる。パラボリックな動き(急速で指数関数的な価格上昇)はクラッシュだけに起こるわけではない。熱狂的なラリーも同様に発生し、傍観していた投資家を驚かせることがある。
$USELESSに注目:風刺的なミームコイン
この憶測の中心にあるのは、ユーティリティの欠如を誇るSolanaベースのミームコイン、$USELESS だ。2025年5月にLetsBONK.funプラットフォーム経由でローンチされ、"ユーティリティ重視"トークンへの皮肉として作られた。CoinMarketCap によれば、ホワイトペーパーや大げさな約束はなく、純粋にミーム的エネルギーを狙った設計となっている。
名前とは裏腹に、$USELESS は市場で決して「無用」ではない。2025年10月13日には約 $0.44 の史上最高値(ATH)を記録した後、市場全体の押し目で下落した。現在は約 $0.12〜$0.18 で推移し、時価総額は約1.85億ドル(CoinGecko のデータ)。今年初めにはわずか2週間で2,000%超の急騰を見せ、CoinDesk にも取り上げられた。
コミュニティの反応:強気派 vs 弱気派
この投稿は楽観的な返信の波を引き起こした。例えば @Pandupandas は「We are set, theres only 1 bear this year」と書き、陽気なパンダのミームを添えて投稿した—弱気市場の懸念が過剰だと示唆するものだろう。
@USDonUSD1_ のように「most entertaining outcome is most likely」と同意する声もあり、@zenkaixbt は「if btc goes parabolic to $150k, $USELESS would definitely go to multi-billions」と予想した。これらの反応は、FOMO(取り残されることへの恐怖)がミームコインコミュニティでどれほど感染的に広がるかを示している。
また $KORI や $KITTY といった他のミームコインへの言及も見られ、Solana上のミームエコシステムがどれほど相互に結びついているかが浮き彫りになった。Solanaの低手数料と高速なトランザクションは、これらのバイラルトークンの温床になっている。
本当に起こり得るか?可能性の分析
全ては憶測に過ぎないが、年末のラリーを支える要因はいくつかある。ビットコインは半減期後にレンジを形成しており、ETFや企業の採用といった機関の関心が高まれば、ブレイクアウトが起こる可能性は否定できない。Ethereumも、レイヤー2スケーリングのようなアップグレードで追随する可能性がある。
$USELESS のようなミームコインの場合、成功は多くがコミュニティの盛り上がりやバイラルな瞬間に依存する。市場全体のセンチメントが強気に転じれば、これらのトークンが一気に新高値へ駆け上がることもあり得る。しかし忘れてはいけないのは、暗号は変動性が高いということだ。$USELESS の2,000%超の急騰が将来を保証するわけではない。常に DYOR(自分で調べる)し、リスクを考慮して判断してほしい。
2025年の終わりが近づくにつれ、さらなる洞察を求めてXをチェックしておこう。もしかすると、最もエンターテインメント性の高い結果が現実になるかもしれない。
ミームトークンや最新の暗号トレンドについては、当社のナレッジベース Meme Insider をご覧ください。